【湯殿山 湯殿山参龍所】湯殿の神様のお力で神域に宿泊するミラクル(出羽三山の旅 其の6)

2018/07/28
若草物語35回目の今回の旅は、
美幸ちゃんとふたりで、山形県の庄内地方に広がる出羽三山を巡ってきました。

夕方に羽田に帰る飛行機が台風の影響で欠航となってしまい、出羽三山の神々に守られてきた旅の結末がどうなってしまうのかと、不安になりながら庄内空港へと向かった私たち。

そこからまさかの急展開!

それは最後の最後まで、出羽三山の神々に守らた旅だったのでした。
ちょっと長い最終章となります。

 

出羽三山

出羽三山とは、山形県庄内地方に広がる出羽丘陵の主要部を占める山岳の総称です。
古くから修験道を中心とした、山岳信仰の山でした。

開山は約1400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を得て、山頂に祠を創建したのが始まりとされています。

出羽三山にはその名の通り三つの山があり、それぞれの山頂には神社あり、お役目を持っています。今日なお「神仏習合」の歴史が色濃く遺されている神社です。

羽黒山(標高414M)出羽神社 現生
月山(標高1984M)月山神社 過去
湯殿山(標高1500M)湯殿山神社 未来

羽黒山では現世利益を、月山で死後の体験をして、湯殿山で新しい生命(いのち)をいただいて生まれ変わる、という「三関三度(さんかんさんど)の霊山」として信仰を集めてきました。

湯殿山参籠所

参籠所とは、一定の期間籠って神仏にお祈りする施設のこと。
現在は出羽三山信仰の参拝者だけでなく、観光での宿泊や昼食の利用も可能となっています。

宿泊:1泊2食付き 8,790円(税込)
※浴衣あり

昼食:出羽三山の精進料理 1,620円(税込)~

日帰り入浴:500円(税込)
利用時間:AM9:00~PM3:00
※シャンプー・リンス、石鹸等、タオル、歯ブラシは各自で用意となります

参籠所の入口には、湯殿山神社の授与所が設けてあり、御札やお守り、御朱印を頂くことができます。

「欠航」となった庄内空港へ

 

湯殿山に壮大な別れを告げたあと、月山花笠ラインから山形自動車道(高速)を使って約1時間、おいしい庄内空港へと到着しました。

時刻は16:30になるところで、ほら飛行機さえ飛べば大成功の旅だったんですよ。
快晴の庄内空港の青空が、にくらしいほど眩しいです。

ご出発のお客様へ
「ANA17:50発 羽田行き400便は、台風12号の影響のため欠航が決定しております」

ANAの係員の方に確認してみると、欠航は決定なんだそうで、もう絶対に飛行機が飛ばないことが分かりました。

「振替え、もしくはご返金の手続きをカウンターにて承っております」と案内されました。

欠航に関係ないおじちゃんのグイグイ感

そこへ、なぜが食い気味で割り込んで来るおじちゃん。

「今時こんなの用意して出迎えって珍しいだろ?貴重だからホラ、写真撮って!」

はい?(あぁ、こんな時に面倒く・・・ごにょごにょ)
じゃ・・・撮りますよー(棒読み)

おじちゃんの出迎える飛行機は関西から来るので、ちゃんと到着するそうですよ。
(チッ・・・)←ブラックな八つ当たり

無事にできた振替えと搭乗手続き

ANAのカウンターで、振替の手続きをしました。

翌日朝イチの便は既に満席で、次の8:35発→羽田9:40着へと変更しました。
搭乗手続きも同時に済んで、一安心。

よくある「空港で一夜を明かす」ってヤツかな!?なんて言っていた美幸ちゃん。

でも「テレビ局のカメラが来ていないから、頑張れない」ということで、早々に庄内空港を退散することにしました。

次はレンタカー屋さんへ

 

次に向かったのは、レンタカー屋さん。
追加料金がかさむようなら、車を返却しようと考えていました。

カウンターで受付けの女性に確認すると・・・、
なんと追加料金は発生しないことが分かりました!

「ホントに、本当でしょうねぇ?後でやっぱり・・・とか、ナシですよ?」
重ねるように確認すると、笑われました。

「本当です、大丈夫です!」
その言葉を聞いて、ガッツポーズ!!更に笑われてしまいました。

というわけでレンタカーは、返却時間の変更だけで済みました。

難航したのは、今夜の宿探し・・・

残すは、今夜の宿泊場所・・・これが大問題でした。
時刻は夕方5時を過ぎ、しかも夏休みに入ってる7月最終の土曜日の夜。

庄内空港でもらった「最寄の宿泊施設リスト」へ、ふたりがかりであちこちに問合せましたが、どこも満室で相手にしてもらえませんでした。

ダメもとで、出羽三山関連の宿泊施設にも電話をしてみました。
出羽神社の参籠所です。ここも満室でした。

じゃぁ、出羽神社の五重塔へ行く途中にあった宿坊はどうだ!
ここも満室で、やっぱりダメでした。

湯殿山参龍所に希望の光

ならば、お風呂に入った湯殿山の参龍所は!?

すると「あ・・・この時間だと、有料道路が閉まっているんですよね・・・今日は宿泊者が多いのでちょっと・・・」という返事。

満室だと言われず、すぐに断られなかったことに、光を見つけます。

お願い、絶対に泊まりたい!
そんな気持ちで、欠航で宿泊先が見つからず、困っていることを電話の相手に続けました。
すると・・・。

「今日は、カギの付いていない部屋しか空いていないのですが、それでもよろしいですか?」とおっしゃって頂けて、もうそれは二つ返事です!

「もちろんです!ありがとうございます!今から伺います!!あの、お名前を・・・」
電話口の方のお名前もしっかり伺って、電話を切ったら、再びガッツポーズ!!

「大滝さん、ありがと~♡」はい、すぐにメモメモ・・・「大滝さん」と。

後部座席で、その一部始終を聞いていた美幸ちゃんが、
「スゲーわ、持ってるわ、しかも女優だわ・・・」とつぶやいていました。

そんなことござ~ませんわ、あーた、オ~ホホホッ!(←昭和のお約束)

というわけで、再び湯殿山でお世話になることになりました。

その大滝さんと有料道路入口で待合せ

 

庄内空港から湯殿山までは、高速を使って1時間の道のりを戻ります。
山形自動車道を降りたところで参龍所へ連絡をして、大滝さんと有料道路の入口で待ち合わせをしました。

あ!大滝さんて、昼間お風呂を借りた時に対応してくださった、あのイイ人だ!

同じ方に対応して頂けるなんて・・・これが「ご縁」というものなのですね。

閉まっている有料道路のゲートを開けてもらって、再び湯殿山へと上がって行きました。

湯殿の神様のご加護 御膝下での宿泊

 

さっき感動のお別れをしたばかりなのに、驚きの再会湯殿山!

確かに“また来たいです!”って言ったけど、こんなにすぐだとは!
湯殿の神様に、なんてお礼を言ったらよいやら、嬉しかったな~。

「湯殿の神様、また来ちゃった・・・ってゆうか、今晩よろしくお願いします!」

有り難くて、感謝いっぱいで、夕日に染まる大鳥居を見上げました。

やっぱり最後は、神様です。

湯殿山参龍所へ再びお邪魔します

 

迎えに来てくださった大滝さんに、今夜お世話になるご挨拶と共に、昼間お風呂を利用させてもらったお話をしました。

すると、大滝さんも覚えてくださっていて「ですよね~?」と笑っていました。

ここから大滝さんとの距離が、一気に縮まったような気がします。

夕食時間の希望を聞かれましたが、恐縮過ぎて。
参龍所のご迷惑にならない時間を優先に、お願いすることにしました。

精進料理が並ぶ湯殿山参龍所の夕食

 

そんなわけで、部屋に荷物を置いたらすぐに夕食となり、食堂へと案内されました。早~ッ!

すると大滝さんが「ごま豆腐のあんかけが間に合わなくて、すみません」と、申し訳なさそうにされています。

そんな、そんな!急に無理なお願いをしたのに、夕食まで用意してくださって。

私たちが普段食べているごま豆腐には、あんかけは掛かっていないのが普通なのですが、この「あんナシごま豆腐」を食べたことで、意外にもその美味しさが半減することを知ることになります。

このご当地名物 ごま豆腐の“あん”は、大事なんです。

庄内空港のターンテーブルで見た名産の「メロン」もここで登場、嬉しいです。

食事が終わる頃、大滝さんに改めてお礼を言いました。

「今回は、本当にありがとうございました。どれだけ助かったことか・・・!」

すると翌日のフライト時間も気にしてくださった大滝さんは、8時半だとお伝えすると、朝食は間に合わないから「おにぎりのお弁当を用意しておきますね」とまで言ってくださったのでした。

泣けてくるほど、細やかな優しい対応です。
感謝!感謝です!

カギがないその部屋は10畳の和室

 

夕食を終えて、部屋へと戻ってきました。
やっと生きた心地がするといいますか、もう今夜はゆっくりしょうね。

そこには、何もしないでぼーっと過ごせる、贅沢な時間がありました。

カギのないその部屋は10畳の和室で、至ってシンプル。
参龍所なので、部屋には時計もテレビもありません。

洗面所とトイレは共同になっています。

これは翌朝に撮った写真ですが、窓の外には大鳥居というこのお部屋。

山の中なので冷房を入れていないのか、暑かったその夜は、窓を開けると台風からの強風がビュュ~と音を立てて部屋に入ってきました。

日没の大鳥居に問う神様の御心

 

車に忘れ物をして外へ出ました。

湯殿山が、闇へと包まれて行きます。
思いがけず今日一日、刻々と変わって行く大鳥居の姿を見ることができました。

ここに泊まらせてくださったのは、湯殿の神様なんでしょう?

欠航に気が付いたのも、今夜の宿がないって話をしたのは全部、この湯殿山の神域の中です。

あの時 湯殿の神様はもう、この結末を分かっていらしたのですか?
欠航になることも、ここに泊まることも・・・。

その真相を知ることはできないけれど、湯殿の神様の元に泊まれたことは、本当に嬉しいミラクルでした。

今日も一日力いっぱい生き抜いて、夜9時前に就寝です。

湯殿山から降りてくる風の音を聞きながら、深い眠りへと落ちていきました。

明けて、翌日の湯殿参籠所

2018/07/29
翌朝もしっかり4時に目が覚めて、ひとりで外へ出ました。
大鳥居の向こうには、月が光っています。

神域で眠っているせいか、本当に身体の回復が早くて、早起き体質じゃないだけに不思議を感じます。

早起きができたことだし、気になっていた「御神湯」を見に行ってみようかな。
この時間なら誰もいないでしょう。

「御神湯」の温泉を飲んで朝の目覚め

 

湯殿山参籠所には「御神湯」(ごしんとう)があります。

昨日シャワーを浴びた1階の大浴場とは別に、「御神湯」というお風呂場が地下にあって、こちらは温泉を利用しています。

その時も「御神湯」に魅かれたのですが、フロアが全く違うため、もう一度着替えてお風呂に入る面倒さに負けて、大浴場のシャワーで済ませてしまった無念がありました。

せめて見学だけでも。

御神湯の入口には、その温泉が飲めるようになっていたので飲んでみました。
まさかの「酸っぱー!」うは~、想像と全然違うんですけど。

丹生鉱泉 御神湯風呂

 

そっと「御神湯」の扉を開けると、そこには神様がお祀りされていました。

あるのは、神棚と湯船だけです。(神棚に洗面器が・・・)
利用はお湯に浸かるのみで、洗い場がないのでシャンプーなどはできません。

正式には「丹生鉱泉 御神湯風呂」(にぶこうせん ごしんとうぶろ)といいます。

源泉:丹生水上神社 丹生鉱泉
御祭神:丹生都女神(にぶつひめのかみ)

この参籠所から湯殿山本宮へ向かう途中に、末社の一社で水の神様である丹生水上神社があり、その神様がお祀りされています。

またこの御神湯は、平成17年 湯殿山開山1400年を記念して、新設されたものだんだそうです。もう13年前になるんですね。

神域の温泉パワーをこっそりと

源泉は古くから丹生鉱泉と呼ばれ、源泉温度18度の炭酸鉱泉が滾々と湧き出ていているそうです。どうりで酸っぱいわけです。

源泉温度は18度のため、加温式の温泉になります。

調査によると、婦人病、胃腸病、糖尿病、肥満症などへの効能があるそうです。

こうした効能の他にも、神域で温泉に浸かるほど、直接パワーを頂けることはありません。
三峯神社の興雲閣でお風呂を頂いた時に、それを実感しました。

入浴時間外だけど、このままお風呂を頂こうかと湯船に手を入れてみましたが、お湯は冷めていて、やっぱりズルはできないものでした。

※利用時間:AM6時~PM10時まで

でももったいないので、その温泉のお湯をすくって脚に流すことにしました。
少しでもパワーを頂いておこう根性丸出し。

「神前の間」で垣間見る御接待の宴


※写真は昨晩の宴の様子

湯殿山参籠所には「神前の間」という部屋があり、祭壇には神様がお祀りされています。

そこで昨晩、宴が繰り広げられていて、ここの授与所を守る神職さんも一緒に酒盛りをされていました。湯殿山神社からの御接待なんだそうです。

どういう集いなんだろうと思っていたところ、そこに参加されていた方から直にお話を伺うことができました。

 
※写真は前日の昼間の様子

御神湯の見学も終えてもまだ朝5時前で、その神前の間の横にある喫煙所の椅子に座って、明るくなる外の様子を眺めていました。

そこへ昨晩、例の宴に参加されていた方がいらして、「どちらから来られたんですか?」から始まって、色々なお話を伺うことができました。

その方は毎年出羽三山にお参りに来るという、埼玉の会の方でした。

その方に伺った毎年されるお参りとは?

自分達でバスツアーを組み、2泊3日で毎年7月の終わりに参拝されるそうです。

スケジュールはバスで山形へ入り、出羽神社と湯殿神社本宮を参拝して、湯殿参籠所へ宿泊し、翌日に月山八合目駐車場から月山へ登り、下りは湯殿山ルートで、また湯殿参籠所で宿泊と宴をして、バスで今日帰る(←今ここ)ということでした。

この埼玉の会のメンバーは、おおよそ30人くらいで、毎年参加者は15人前後、年齢層も幅広く小学生の子どもから60代までいるそうです。

さすがに月山の登山には全員が参加されるのではなく、そのうちの6人ほどだそうです。

月山山頂から湯殿山へ降りてくるルートは、6時間かかる厳しい登山道です。
最初はその60代の方々も登頂されるのかと思いびっくりしましたが、月山だけは精鋭者のみの参加なんだそうです。

信仰を次の世代へ・・・守り繋げるその姿

毎年月山に登られているとは・・・素晴らしいですね!
最初の参拝から毎年、もう20年になるそうです。

この会は募集して集まるものではなく、親から子へ、もしくは親しい友人の紹介、そこからまた子へと、世代を繋ぎながら古くからある会なんだそうです。

この会では、武蔵御嶽神社(御岳山)の奥の院に狛犬を奉納されたそうで、「今度行った時にはぜひ見て来てください!」と言われました。

ドッキーッ、そこまでお見通しか!?

湯殿の神様の神域で、まさか「武蔵御嶽神社の奥の院へ行きなさい」の話になるなんて。
というのも、武蔵御嶽神社の奥の院へは2度チャレンジしていますが、実は未だに遂げていないのです。

それを、まさか湯殿山で指摘されるとは・・・!
なんて話は逸れましたが・・・。

こんな風に信仰が親から子へと受け継がれ、次の世代へと繋がり、守られていることを知りました。

信仰とこの地を守っているのは、この庄内地方だけに留まったものではなかったのでした。

「神前の間」への早朝参り

そんな風に朝の時間を過ごしていると、時刻は6時を過ぎ「神前の間」の扉が開き、電気が付きました。

お参りができるんだ!(やった)
有り難いことに一番のりです。

祭神は 大山祗神・大巳貴命(大国主神)・少彦名神

祝詞を上げて、昨晩泊めて頂いたお礼を伝えました。
「本当にありがとうございました。今日帰ります!無事に家に着きますように・・・」

神前の間入口の張り紙にある「朝御饌祭」(あさみけさい)は、朝8時30分からなので拝見することができません。飛行機の時間に間に合わないのです。

御饌(みけ)とは、神様にお供えする供物のことです。

大日如来様へ最後のごあいさつ

 

こちらには大日如来様。
江戸時代の木造像になります。

ロウソクとお線香を上げさせてもらいました。
「ありがとうございました。お世話になりました!」

「朝御饌祭」を拝見できないのが残念でしたが、こうしてお参りすることができたので嬉しかったです。

部屋に戻り、着替えを済ませていた美幸ちゃんに、神前の間が開いたことを伝えました。
「お参りに行ってくるといいよ」

その間に私も身支度を済ませて、庄内空港へと向かう準備を整えました。

湯殿の神様と本当にお別れ

朝7時前、車に荷物を積んで、今度こそ湯殿の神様とも本当にお別れです。

最後車に乗る時には、湯殿山に向かって手を振りました。
「ありがとうございました!お世話になりましたー!!」

来た時と同じように、大滝さんの先導で湯殿山有料道路を戻ります。

本当にお世話になった大滝さんへ大感謝!

こちらがお世話になった“大滝さん”です。
実は、湯殿山参籠所の一番エライ方でした。

お別れの最後に写真をお願いして「ブログに載せさせてもらいますね」と言ったところ、
「マジっすか!」と言いつつも、照れた笑顔を頂けました。

本当にお世話になりました。
大滝さんのおかげで、出羽三山の旅はさらに素晴らしいものになりました。

朝の忙しい時間にも関わらず、こうしてゲートのカギを開けに来てくださって、感謝でいっぱいのお別れとなったのでした。

後日お礼のお手紙を送りしました

 

後日・・・だいぶ後日になりましたが、お世話になった大滝さんへお礼のお手紙を送りました。

ここはひとつ“東京の”美味しいものを添えて・・・と思い、浅草亀十のどら焼きをチョイス。

美幸ちゃんも私も大好きなどら焼きです。

出羽三山の旅を終えてすぐに伝えられなかったけれど、頂いた御縁に感謝を込めました。

最後の事件はガソリンスタンド

湯殿山を出てから順調に1時間で庄内空港近くまで戻り、最後はレンタカーのガソリン満タン返しだけとなりました。

レンタカー屋さんで案内された最寄のガソリンスタンドへ行ってみると、なんとお店が閉まっていました。

出た、またウソでしょー!?の展開。

レンタカー屋さんでもらった案内を確認してみるとと、営業時間までは書いていなかったのです。がびーん!そこまで確認していなかった。

急いでカーナビで他のガソリンスタンドを探しましたが、ここから更に7キロも離れています。

時計を見るとフライトまで、あと40分しかありません。
給油ができたとしても、レンタカーを返して・・・とうてい間に合わない時間です。

頭が真っ白になった時、なんとガラガラガラ~とシャッターが開いて、中からおばちゃんが出てきたのでした。

 

ここで、女神キターーッ!

女神は「今開けるからね~」と柵をどかし、すぐに給油をしてくださって、あっという間にお会計まで完了してくれたのでした。

本当に有り難かったです。ここでも感謝!

なんとか無事に辿り着く庄内空港

 

女神のおかげで、無事にレンタカーを返却できました。

フライトの30分前に庄内空港へと到着です。

本当に「皆様のおかげで、生きて家に帰れます・・・」と思いました。

 

最後の最後までドタバタで、でもしっかり出羽三山の神々に守られていた旅でした。

窓の外には庄内平野が広がり、遠くには鳥海山が見えています。

「出羽三山の神様、本当にありがとうございました!」
・・・と思うのも束の間、台風の影響で飛行機はゴゴゴォ~という音と共に、ガタガタ揺れまくりました。

高い場所が苦手な美幸ちゃんは、ゴクリと顔が引きつっています。
いや~飛行機が大好きな私でも、あの揺れはヤバイと思いました。

台風はもう、関東から西へと抜けているはずなのに、ホント恐ろしいです。

 

そんな機内が落ち着いた頃、湯殿山参籠所で持たせて頂いたおむすびを頂きました。

紅白の大きなおにぎりに、お漬物とくるみ味噌を紫蘇で巻いた小さなおかず。

美味しかったな~!おむすびは若草物語のソウルフード。

出羽三山の旅が終わる羽田空港

 

時刻はAM9:40 羽田空港に到着すると、雨が降っていました。
でも空には青空も見えていて、台風一過はこれからの模様。

出羽三山の旅が、無事に終わろうとしています。
なんて濃厚な旅だったんだろう。

ここで美幸ちゃんともお別れです。
なによりのお宝は、この旅の記憶の共有だと思います。

美幸ちゃんありがとう、本当にお疲れさまでしたー!

「全身全霊で、何かを学んで帰ってきたね」と美幸ちゃんは言います。

ホントだね・・・。
その“何か”を言葉にできないけど、魂の深いところで何かを学んできた気がする。

最後に湯殿山に泊めて頂いたたおかげで、それをそのままダイレクトで持ち帰って来た気がします。

自宅まで見届けに来てくれた・・・らしい

家に着くと美幸ちゃんからのメールには、

「出羽三山から“何か”付いて来てくれたみたい。
無事に家に着いたことを見届けて、しばらくしたら帰って行きました」・・・とありました。

私にも付いてきてくれたのかな・・・。

というのも、帰宅した家で出迎えてくれたのは、留守番をしていた二頭のわんこ達。
大きいのと小さいのが入り乱れての、大歓迎のドッタバタ!

当然そんな繊細な空気を感じ取れるはずもなく、飛びついて来る二頭をかわしながら、一番に峯牙さんの部屋の窓を開けて、空に向かって叫んでいました。

「出羽三山の神様ー、今度こそ無事に家に着きましたーッ!ありがとうございまーす!!」

これでよかったのかな。

出羽三山で受け取った“何か”を、私たちはまだ知りません。

私が受け取ってきたモノと、美幸ちゃんが受けとってきたモノも、きっと違うモノなのでしょう。

それを知ることができるか、気づくことができるのか。
そしてそれはきっと、これから先の人生の中にあるよに、今は感じています。



“生まれ変わりの旅”は
いつもの
“どうかしてる旅”を
超えました・・・!

こうしてブログを書いて
また出羽三山の心の旅をして・・・

やっぱり一生心に残る旅だったと
改めて想いました

美幸ちゃん、ありがとう!
感謝と今の応援を込めて



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