【豊川稲荷】吒枳尼眞天様の手厚い御加護に守られた優しいお参り(ふたり若草 名古屋の旅 其の3)

2018/06/10
今回のふたり若草の旅は、美幸ちゃんと名古屋駅を拠点に繰り広げる旅となりました。
まさに「どうかしてる旅」、続いて向かった先は・・・。

愛知県豊川市にある 豊川稲荷 へ行ってきました。

ついに豊川稲荷の本店にやってくる日がきました。
素晴らしいご加護を頂き、最終参拝場所がこちらになった理由がよく分かりました。

 

円福山 妙嚴寺 豊川稲荷

豊川稲荷は正式名は「妙嚴寺」山号を圓福山とする、曹洞宗の寺院です。

御本尊は千手観世音菩薩で、山門の鎮守として豐川吒枳尼眞天像をお祀りしています。

豊川稲荷では、寒巖禅師を抜きには語れないといわれています。
寒巖禅師は第八十四代順徳天皇の第三皇子として京都の北山に生まれです。

出家当初は天台の教学を学び、のちに曹洞宗へと移ります。
その後は中国へと渡り修行を重ね、帰国ののち四方に勧進して浄財をつのり、次々とお寺を創建していきます。


※画像は豊川稲荷HPより

その中国へ渡った際、海上に現れたのが 吒枳尼眞天(ダキニシンテン)だったそうです。
見目麗しきその霊神は稲束を荷い、手に宝珠を捧げ、白狐に跨って声高らかに真言を唱えながら現れました。

巖禅師は帰国後、霊神の形像を刻み護法の善神としてお祀りし、真言を唱念し御祈祷するようになります。これが「豊川吒枳尼眞天」の始まりです。

その後六代目の弟子となる東海義易禅師が、豊川の地に妙嚴寺を創建したのが豊川稲荷の始まりです。(由来には長くありますが、開山は寒巖禅師その人ではありません)

吒枳尼天は、インドの古代民間信仰に由来する仏教の女神ですが、日本では稲荷信仰と習合し「お稲荷さん」と呼ばれています。

旅立つ前に 豊川稲荷東京別院でご挨拶

 

豊川稲荷の本店に伺う前、まずは東京支店の吒枳尼眞天様へご挨拶に伺いました。
ちゃんと美幸ちゃんとふたりで伺ってきました。

吒枳尼眞天様のご実家へ伺うわけですから、ネゴる意味を含めましてお参りです。

ネゴりに「手土産」は大事、お酒やイナリは欠かせません。
なので普段より少し豪華目にしました。

吒枳尼眞天様に願う「どうか良き旅に」

 

奥の院に上がりご挨拶をして、吒枳尼眞天様の御真言を唱えました。

愛知の豊川稲荷へ行くことになった事についてのご報告です。

「愛知の吒枳尼眞天様へ、お狐様方にどうぞよろしくお伝えください。このふたりでお伺いをさせて頂きます。そしてどうかよい旅になりますよう、よろしくお願い致します!」

 

お参りの後、奥の院でおみくじを引きました。
「大吉」でした!

「旅の心配はいらない」と、そう言ってくださったように思いました。
それは、この旅の2週間前のお話。

お稲荷さんのお導きは素晴らしい

 

さて話は戻って、熱田神宮から名古屋駅に戻った私たちは、新幹線のキップを買うことにしました。

ところが新幹線の券売機に行ってみると、10台近くある券売機が全て「販売中止」になっています。こんな不思議なことってある!?

茫然としたところで、すぐ近くにあった「東海ツアーズ」のお姉さんに訊いてみることにしました。

「新幹線のチケットは、こちらで購入できますか?」ダメ元の気持ちでした。
すると意外にアッサリ「できますよ。」の返事に、逆にびっくりしました。

そうして手配してくださったのは、名古屋⇔豊橋間+豊川駅までの往復キップで、
しかもお値段 2,320円!

往復ですよ?新幹線利用ですよ!?この価格に目はまん丸です。

手配してもらえたのは「新幹線豊橋往復きっぷ」

後から知ったのですが、JR東海から「新幹線豊橋往復きっぷ」が販売されていて、名古屋~豊橋間の新幹線「ひかり・こだま」号の普通車自由席利用できるのです。

席が自由なので乗車する時間も自由、しかも土日の方が料金が安いという、まさに夢のチケットが購入できました。

神様の旅ってスゴイな~!こんなサポートもしてもらえるなんて。
お稲荷さんのおかげです!美幸ちゃんと歓喜です。

 

ついに旅先の移動手段に「新幹線」を使うという、どうかしてる具合のギアが一段上がりました。しかも「名古屋始発」に乗車できたという幸運さ。

そしてどうしても新幹線に乗りたかった理由は、コチラ。

新幹線こだまで堪能する ひつまぶし

 

そう、あつた蓬莱軒のひつまぶしです!

うなぎが、みっちりみちみちに敷き詰められて、香ばしい焦げたタレの香りが食欲をそそります。このビジュアルに大興奮です。(ふたりの荒れる鼻息!)

いただきマース!
美幸ちゃんとふごふご、まだ温かいひつまぶしを全力で頬張りました。
「うっめー!!」の連発です。

 

まずは、そのまま頂いて、次は薬味(のり、わさびなど)を付けて、最後は出汁をかけて、ひつまぶしの三段活用を堪能します。

あつた蓬莱さんの「持ち帰り」は最高でした。

お弁当のフタには、水蒸気で御飯がべちゃべちゃにならないよう加工がしてあり、薬味のネギには保冷剤で別にしてあるという丁寧さ。お出汁の容器も完全密封で、汚す心配もありません。この丁寧な配慮が、創業140年の老舗なのでしょう。

お狐さまが出迎えてくれる豊川駅から表参道

 

新幹線こだまで豊橋駅に着いたら、JR飯田線に乗り換えて豊川駅へと向かいます。
時間にして15分ほどです。

 

豊川駅へ到着です。
駅まで豊川稲荷のお狐さまが迎えに来てくれていました。

 

豊川駅前の広場にも、お狐さまが舞い、案内までしてくれています。
迷いようがありません。

クラシカルで可愛らしい表参道

豊川稲荷の表参道です。
クラシカルで、なんとも可愛らしい商店街が続きます。

 

途中の酒屋さんで、お酒(日本酒)を買って行きました。
吒枳尼眞天様へのご挨拶に。

豊川稲荷が見えてきました。
時間にして駅から10分ほどです。

豊川の豊川稲荷へついに到着

到着致しました、豊川稲荷です。

 

ついに来てしまいました。
見上げた鳥居と、狛狐様にしばし感動!

さぁ!お参りに気合が入ります。

豊川稲荷大本殿にお参り

豊川稲荷大本殿です。

献香をさせて頂きました。
そして御本殿へと進みます。

 

お参りをさせて頂きました。

こちらの豊川稲荷の大本殿では、上がってお参りするこはできません。
なので、お賽銭箱の前から手を合わせるだけになります。

東京別院ではお堂に上がることができるので、少し残念に思いました。
お傍に行けない淋しさです。

 

そんなわけで、大本殿のお参りはあっという間に終わってしまったので、他を見にいくことにしました。

大本殿の横から階段を降りて、奥の院を目指します。

禅堂(万燈堂)には不動明王様と文殊菩薩様

奥の院方面に向かう参道は、幟がたくさん奉納されてあり、四方に広がっています。
りらくまさんの幟も、これでは見つけることができずに諦めました。

禅堂(万燈堂まんどうどう)です。
豊臣秀吉の念持仏と伝えられる不動明王と文殊菩薩が奉祀されています。

お堂のセンターで、ピンクのお父さんがおみくじに見入っていますが・・・。
私たちが禅堂の参拝をして、おみくじを引き終わってもまだ見入っていて。

最終的に、仲良くおみくじに見入ることになりました。
(おもしろ)

豊川稲荷 奥の院で吒枳尼眞天様にご挨拶

この奥の院に来た時、雨がパラパラと降ってきました。
それは割と強めの雨で「ついに降って来たか・・・」と傘を出しました。

それはそうと、とにかく参拝じゃ!
だって、吒枳尼眞天様がすぐそこなんですもん。

 

「吒枳尼眞天様、初めまして!お参りさせて頂けて嬉しいです!
吒枳尼眞天様の御真言を唱えて、自己紹介をして、お参りをさせてもらいました。

お社としてとても立派ですが、奥の院の須弥壇は小さく、東京の奥の院のような感じです。

先ほどの大本殿のお参りよりも、吒枳尼眞天様にぐっと近ずけた気がします。

「切火祈祷」で、五穀豊穣を祈願

ふと見ると「切火祈祷」の案内が出ていました。

きりび祈祷?ってなんだろう、初めて聞きます。
この案内からなぜか目が離せなくなり、無性に気になるのです。

そこへちょうど奥の院のお世話をしている方が通りかかったので、伺ってみることにしました。

「切火祈祷」は、奥の院に上がり、ロウソクの献灯をして御祈願をするんだそうです。

献灯したロウソクは、燃え尽きる4時間ずっと上げていてくださるのだそうです。

それはぜひともお願いしたいです!

「切火」は、火打石の火花のお清め

 

早速マジックで、ロウソクに祈願内容と名前を書き入れます。

美幸ちゃんは「家内安全」、私は「五穀豊穣」
そのロウソクを持って、奥の院へと上がらせてもらいました。

まずは、ロウソクの献灯です。
真ん中に立てて火を灯したら「切火祈祷」の始まりです。

持ってきたお酒を奉納しました。
切火で、奉納したロウソクやお酒も清めてくださいます。

お酒持ってきて良かったー!と、心底思いました。
奥の院に上がらせて頂けた喜びと、その感謝を伝えられる喜びです。

「切火」とは、火打石を打った火花によってお清めをする儀式になります。

一度手を合わせご挨拶した後、私たちの身も切火で清めて下さいます。

これがまた、ものすごく激しい火打石で、切火がバチンバチン出て本当に火が出てしまうのではないかとドキドキしました。「も・・・燃えてまう!」

そんな心配を知ってか知らずか、奥の院のおじさんはもうバチンバチン火打石を打ってくださいます。

火花は激しいですが、大丈夫です。

3回お辞儀をしたら、吒枳尼眞天様の御真言を唱えます。
この時、7回唱えるのが正しいお参りなんだそうです。

勉強になります。私はいつも3回で唱えていました。
東京でのお参りも、これからは7回唱えよう!

そうして御真言を唱えた後、吒枳尼眞天様へお願い事を伝えました。

奥の院の、さらに奥へと進む有り難いお参り

そうして奥の院のおじさんから、豊川稲荷の歴史話や世間話を少しづつ聞きながら、切火祈祷は終わったのでした。

このおじさんも豊川の豊川稲荷を「本店」と呼んでいることが分かって、おもしろかったです。東京の豊川稲荷は、東京とは呼ばず「赤坂」と呼んでいることも。

その時に、いつも赤坂の豊川稲荷でお世話になっていているんです、なんて話をしていました。それが良かったのかどうかは不明ですが、この後有り難い許可を頂くことになります。

この奥の院のさらに奥、吒枳尼眞天様のお社へのお参りの許可を頂きました。

「よかったら、吒枳尼眞天様に直接お参りしていいですよ。」

えっ、えええ~~!!!
いいんですか!?ぜひともお参りをさせてください!
ありがとうございます!

それはそれは大変有り難く、もうここからドキドキです。

奥の院を出て脇の扉からそっと入り、吒枳尼眞天様のお社へお参りをさせて頂きました。

こんなことってあるんだな~。
東京の吒枳尼眞天様へ本店へ行くことを、お話した甲斐がありました。

普段あんなツンツンでそっけないのに、吒枳尼眞天様はなんてお優しいんだろう。
そう思うと感動で、うっすら涙です。

そのお社の前には、美幸ちゃんとふたりだけです。
こんな貴重な時間を頂いて、本当に吒枳尼眞天様に感謝です。

この時の事を告白すると・・・
このお社に入ってすぐ写真を撮りたい衝動に駆られてカメラに手を伸ばしましたが、美幸ちゃんが強く止めてくれたおかげで事なきを得ました。

もし写真を撮ってしまったなら、私の不埒な行動はすぐさま東京へも報告が伝わって、ここ豊川でも東京でも信用を無くしていたことでしょう。

ありがとう美幸ちゃん、感謝です。

そう、私だって感動して泣きますとも!

「今回の名古屋の旅は、ここに繋がっていたんだね!」美幸ちゃんはそう言います。

うん、だから最後のお参りが豊川稲荷になったんだね、本当にスゴイや。

まさか奥の院の奥へ入れてくださるなんて思いもよらず、吒枳尼眞天様の優しさに触れて感動いっぱいです。まだ涙がじんわり。

美幸ちゃんにからかわれました。
「人の子だったんだね?アハハハ!」

だっていつもツンデレのツンツンなのにさ、こんなに優しくされたら感動しちゃうよ。
吒枳尼眞天様、お狐様、本当にありがとうございました!

奥の院を出ると、来た時に降っていた雨は上がっていました。

おみくじに美幸ちゃんの素敵な笑顔

 

ふたりでおみくじを引きました。

美幸ちゃんのいい笑顔、大吉だったそうです!
よかったね!あの参拝後の「大吉」は、感慨深いものだったと思います。

そんな笑顔を眺めながら、私に出たのは「吉」でした。
でもその文面にグッと来て、だから~そんなにお優しいとまた涙が出ちゃうってば!

最後に御朱印とお守りを頂きました

 

最後は御朱印を頂き、お守りを選びました。

お守りは迷わず白い、東京で頂いたお守りと同じものを頂きました。

そして時刻は時計見てびっくり、もう16時になろうとしていました。
大変!名古屋へ戻らなくちゃ。

またいつの日かお参りできますように!
そう思いながら鳥居においでの狛狐様方にご挨拶をして、豊川稲荷を後にしました。

素敵なお参りをさせて頂いて、ありがとうございました!

再び名古屋駅から東京へ

 

豊川駅から豊橋駅へ戻り、新幹線こだまで名古屋駅へと戻ります。

日曜日の乗客でごった返す名古屋駅で、「日帰りday 行っトクか!クーポン」で購入する、お土産を探しました。コレという目玉土産のない名古屋・・・(ぼそ)

お土産を購入した後は、「名古屋めしクーポン」の利用で頭を悩ませました。
だってお腹いっぱい胸いっぱいで、今すぐゴハンだなんて食べられないですもん。

思いついたのが、唯一該当店舗に入ってお弁当屋さんでのクーポン利用です。

このクーポンは、利用できるいくつかの店舗も、そこで食べられるメニューも決まっています。なので利用にあたっての自由度が低く、なのに1,500円分もあることが悩ましかったのです。

クーポンの活用は悩みながらも、お弁当で大正解

お弁当屋さんをチョイスしたのは正解でした。
その場で食べずに、お弁当で持ち帰ることができたのです。

しかも、指定されていたメニューが完売していたため、好きなお弁当とおむすび2コとお茶選んでいいと言ってもらえたのです。

もちろんおむすびは、天むすをチョイス!これぞ名古屋めしクーポン。

合計すると1,500円を軽くオーバーするお買い物ができて、お得に利用させて頂くことができました。よかったー!美幸ちゃんとニッコリです。

さぁ、東京へ帰ろう。

ふたり若草 名古屋の旅の終わり

 

長かった名古屋の旅が終わりました。
東京駅へ向かう美幸ちゃんを見送ります。

今日もすごく「どうかしてる旅だった♡」
充実感と、終わってしまった淋しさに、ちょっとだけしんみりします。

さ、お家に帰ってゴハンつくらなきゃ!
そう奮い立たせて、家路へと急ぎました。

豊川稲荷 東京別院へ大事なお礼参り

 

後日、東京の豊川稲荷へお礼参りに伺いました。

美幸ちゃんはひと足早く、先週お礼参りを済ませたそうです。

もちろん、お礼のお酒やお揚げは欠かせません。
おばちゃんに、いつもの「切火」をして頂いて。

奥の院 吒枳尼眞天様は相変わらず

 

本店ですごく良くして頂いたお礼を伝えたくて、ウッキウキで伺った奥の院です。

ですが上がってみると、漂う雰囲気は「もう分かっているから帰っていいよ」なのです。
出たー!今日は、ツンデレのツンの方かー!

いやいや、この雰囲気に負けていられません。
あの日の感動をお伝えしたいわけです。

構わず「吒枳尼眞天様聞いてください!それでですね・・・」と話を続けたら、なんと奥の院の横のスダレから参拝者が入ってきたのです。びっくりして目はまん丸です。

その方に「(入って)よろしいですか!?」と聞かれて、反射で「ハイ・・・」と返事をしてみたもの・・・。

よろしい訳ナイじゃない!
正面入り口は、そのスダレから5Mよ!お参りするなら、正面入り口から入って来なさいよー!と、言えるはずもなく。

っていうか、こんな中断のさせ方ってアリですかー!
吒枳尼眞天様ー!

こんな見事な惨敗に・・・分かりました、今日はもう帰ります。

でも、豊川の本店では、吒枳尼眞天様のおかげで素敵な参拝ができたんですよ。
本当に嬉しかったんです。ありがとうございます。

もう一度これだけはお伝えして、奥の院を後にしました。

・・・お優しいかと思えば、コレだもんな~。
この振り回される感じ、嫌ではなかったりします。ふふふ。

銭洗いと募金をしてお参りは終了

帰り際、弁財天様のところで「銭洗い」をさせて頂きました。
すごく御利益があるんだそうです。

私の全財産の想いをのせたコインをひとつ、流れる小川で清めました。

最後に募金をさせて頂いて、豊川稲荷でのお礼参りが終わりました。

初めてこちらに伺ったのが、去年の9月。
まだ一年経ちませんが、なんとも濃厚なお付き合いとなってきました。

そんな事を感じる豊川稲荷です。



ふたり若草 名古屋の旅
これにて完結です

この「豊川稲荷編」は、
3行書いては無性に眠くなったりと、
とにかく時間がかかりました

それだけ濃厚だったのだと思います