【豊川稲荷 東京別院】年に一度のおこもり会へ初参加してきました(後編)

2017/11/22
若草物語の24回目は、東京都港区赤坂にある豊川稲荷 東京別院へ行ってきました。

おこもり会へ初参加してきました」の続きのお話になります。
というか、おこもり会のお話はここからになります。
(前半が長すぎました)

 

豊川稲荷 東京別院 おこもり会

毎年11月22に行われている、本山・豊川閣妙厳寺の開山にちなむ行事です。

もともとは関東の信者が、本山へお参りをしていました。
そんななか、本山へ行けない信者たちが、夜この別院に籠って修行をするようになったのが始まりです。

現在では一泊とまではいきませんが、現在でもこの修行を行う日となっています。
読経や唱和、坐禅などの修行と、ありがたい法話をきくことができるのです。

愛知県豊川市にある本山(豊川稲荷)では、現在も一泊でのおこもり(参籠)ができるそうです。

提灯にあかりが灯る夕方の豊川稲荷

 

時刻は夕方5時近くになり、すっかり陽も暮れてきました。

おこもり会の当日早めに伺った私達は、先に本堂と奥の院でお挨拶を済ませました。
その後、近くにあったドトールで休憩をして、いよいよおこもり会へと向かいます。

豊川稲荷の提灯に灯が入り、遠くから眺めると「千と千尋の神隠し」を思い出します。
いい雰囲気に、わくわくしてきます。

おこもり会の受付は 稲荷別院会館へ

 

おこもり会の受付は夕方5時から、稲荷別院会館で行われます。

予約の必要はありません。
受付時間内に申込みをするだけでOKです。

 

名前を記入して申込みをします。
御祈祷で呼ばれる大事な名前です、ふりがなも記入します。

一緒に、費用の「お気持ち」を納めます。
人それぞれ、相応しいと思われる額をお納めします。

御祈祷控え室で過ごす甘酒の待ち時間

 

おこもり会の案内を受け取とると、御祈祷控室へ案内されました。

おこもり会の開始となる6時まで、ここで休憩ができます。

着席すると、甘酒が振る舞われました。
生姜も用意されていて、とっても温まります。

こどもの頃、甘酒って苦手でしたが、今飲んでみると美味しいです。

おこもり会の式次第と御祈祷の心得

こちらが、おこもり会の式次第です。

静座(坐禅)や法話、読経に御真言(百返)←!!

最後に御祈祷がありました。
この御祈祷があることを、全く知らなかったので嬉しかったです。

しかも、名前を読んでくれるのだそうです。
(美幸ちゃんが教えてくれました)

自分の名前が読まれたら、返事の代わりに「パンパン!」と手を打つそうです。

御祈祷控室で待っている間、なっちんが作成中の千羽鶴を、みんなで手伝いをしていました。
久しぶりに折る鶴、「病気快癒」を祈りながら。

お寺で折る鶴だなんて、すごく効果ありそうです。よいね、よいね。

そんな風に待ち時間を過ごし、トイレを済ませたら、いよいよ御本殿へと移動います。

御本殿へ移動 いよいよ始まる「おこもり会」

※御本殿での撮影は禁止となっていましたので、写真がありません。

この本堂へ移動した際、なっちんがはぐれてしまって一緒に座ることができませんでした。
本堂では美幸ちゃんと二列目の右端を確保して、おこもり会への参加となりました。

見るとなっちんは、四列目くらいに座って笑っていました。控え目な、なっちんです。

おこもり会の式次第です。

【開会式】
一、大擂上殿・開会之辞
一、上香(じょうこう)
一、普同三拝(ふどうさんぱい) 僧侶のリンの音に合わせて全員で3回続けて礼拝
一、浄道場(じょうどうじょう)
一、塗香(ずこう)
一、勧請文(かんじょうのもん)
一、懺悔文(ざんげのもん)
一、三帰依文(さんきえのもん)

静坐(10分)

☆小休止(10分)法話

☆大休憩(20分)

【勤経演習】
一、般若心経(三返)
一、豊川稲荷の信仰(反復)
一、御真言(百返)
一、普回向
一、普同三拝
一、四弘誓願曲

御祈祷

内陣拝礼

小休止までの前半は、お浄めのような、身を整える内容になっています。
そして、法話を挟んで大休憩のあと、修行の本番!といった内容になっています。

夕方6時から始まり、終りは夜9時半なので、約3時間半ですが、あっという間です。
内容を順に紹介していきましょう。

一、大擂上殿・開会之辞

おこもり会の始まりが宣言されます。

一、上香(じょうこう)

お線香が焚かれます。

一、普同三拝(ふどうさんぱい)

僧侶に合わせて、全員で3回続けて礼拝します。
僧侶は立って行いますが、私たちは座ったままで行います。

一、浄道場(じょうどうじょう)

お水とお花とお経で、この場(本殿)を清めます。
お花とは散華のことで、僧侶が私たちに向かって撒いてくださいます。


(散華は花びらに見立てた、紙でできたものです)

隣りにいた美幸ちゃんに散華が二枚降ってきて、その一枚を譲くれました。
金色に朱雀の散華だなんて、とっても嬉しかったです!ありがとう!

一、塗香(ずこう)

僧侶によって、一人ひとり全員の手にお香が分けられます。
お香を塗ることで、自身の身体を清めます。いい香の塗香です。

一、勧請文 一、懺悔文 一、三帰依文

勧請文(かんじょうのもん)、懺悔文(ざんげのもん)、三帰依文(さんきえのもん)を順に読んでいきます。

短い文章ですがその教えを、僧侶に続いて朗読して、内面の気持ちを整えていきます。

静坐(10分)

こうして気持ちを整えたら、10分間の静坐で、今度は身体を整えます。
正座でなくても大丈夫で注意されたりしませんし、警策(きょうさく)で打たれることもありません。

私は以前に写経会で習った両手で輪っかを作り、静坐の時間をすごしました。
気を楽に保つのがポイントです。

僧侶は席を外しますが、誰ひとり喋ることなく、静寂な時間が刻々と流れました。
咳をする音だけが、たまに響きます。そして10分後、太鼓の音で終了になります。

☆小休止(10分)

ここで10分間のトイレ休憩です。
でも10分間だけなので、席を立つ方はとても少なかったです。

法話(45分)

僧侶のありがたいお話を聞かせて頂くコーナーです。
この日は、東京都青梅市にある竹林寺の住職がお話をしてくださいました。

あとに出てくる、豊川稲荷の信仰についてのお話でした。

☆大休憩(20分)おいなりさんを頂いてリラックス

 

御本殿から稲荷別院会館へ全員で移動します。

ここで参加されたみなさんと一緒に、おいなりさんなどの軽食を頂きます。
このおいなりさんや、おみかん、どら焼きなどは、全て信者の方から奉納された有り難いものです。

一緒に熱いお茶も配られました。

五観の偈(食前のことば)

 

この軽食を頂く前に「五観の偈」(食前のことば)を、僧侶に続いて朗読します。
休憩も修行の一環です。

朗読が終わると、みんなで頂きました。
短い時間ではありますが、「同じ釜の飯を食う」そんな雰囲気に和んできます。

なんといっても、やっぱりおいなりさんは美味しいです。
ほっと一息ついて、20分の休憩はあっという間で、また御本殿へと戻ります。

【勤経演習】ここからが修行の本番!

身も心も、お腹も整えた後は、いよいよおこもり会の修行本番となっていきます。
御祈祷に向けて、がんばるぞー!という気持ちです。

一、般若心経(三返)

般若心経を、僧侶とみなさんで唱えいます。
一回目はわりとゆっくり目に読経してくださいっていましたが、二回目以降はゆっくりではありませんでした。

息継ぎのタイミングが難しくて、ハァハァ言いながら般若心経を唱えました。
こればかりは「慣れ」が大事のようです。

一、豊川稲荷の信仰(反復)

豊川稲荷信仰の教えが文章になっています。

こちらも僧侶に続いて朗読をします。

ひとつひとつ、「そうだな・・・」と思ってみたり、「これを実践するのが難しい」などなど、一文いちぶんと読んでいくごどに、様々なことが心に浮かんでは消えていきます。

一、御真言(百返)

吒枳尼眞天様の御真言「オンシラバッタ ニリウンソワカ」
おかげで、しっかり覚えることができました。有り難いです。

「百返」とありましたが、あっという間で「本当に100回も唱えたかしら?」そんな感想が残ります。

一、普回向

最後の朗読になります。
「願わくはこの功徳を以って、普く一切におよぼし 我等と衆生とみな共に諸縁吉祥ならんことを」

一、普同三拝

僧侶に合わせて、全員で3回続けて礼拝します。
(私たちの修行はここで終わりになります)

一、四弘誓願曲

僧侶による読経が始まります。
この読経から御祈祷へと繋がっていきます。

御祈祷

「心願成就」「家内安全」「厄難消除」など、御祈祷を上げてくださいました。

そしてここから、おこもり会へ参加された方全員の名前が呼ばれて行きます。
呼ばれた方から順に、内陣の拝礼へと進みます。

と・・・若草で一番先に名前を呼ばれた私でしたが、なんと下の名前の読み方が間違っていました。
手をパンパン!と叩く準備をしていたのに、ズコー!な感じになりました。

内陣参拝に進む際、廊下にいた僧侶にその旨を伝えると、すぐに「申し訳ありませんでした。嫌でなければもう一度お名前読ませて頂きます」といって、メモを取ってきちんと御祈祷の読み上げ直しをしてくださいました。

よかった!遅くなってしまったけど、きちんと名前が読まれてスッキリしました。

内陣拝礼

内陣の一番手前は、御鏡になっていて吒枳尼眞天様がお祀りされています。

さらに内陣の奥には、たくさんの仏様がおいでになっています。
おこもり会では、その内陣の仏様を拝ませて頂くことができます。

お賽銭をいくつも入れますので、小銭をたくさん準備した方がいいです。
私のお財布には、ギリギリの小銭にかありませんでした。(失敗したー!)

たくさんの仏様に守られているんだな~と思いながら一周し、これでおこもり会の全てが終了となります。

たくさんのご加護を頂いたおこもり会

 

御本殿から戻る際、お守りとお土産を頂きました。

真っ白いお守り!吒枳尼眞天様のイメージにぴったりで嬉しいです。
他には、くず餅にくず湯です。

こんなにたくさん頂いて、本当に有り難いおこもり会となりました。
お帰りになる時、みなさんとってもいい笑顔をされていました。

私も初めてでしがた、なんだかとっても楽しかったです。
いい時間を過ごせましたー!

お稲荷さんの洗礼 最初のおみくじは・・・

 

「凶」を引いたなっちんです。照明の加減で、まるでホラーのようです。

豊川稲荷会館を出てすぐ右手に、おみくじがありました。
そうだ、そうだ、みんなで引いてみようよ。

なっちん 豊川稲荷は初めてだから、洗礼を受けるかもしれないね?って言っていたら、
本当に「凶」が出て笑いました。

あんなにいい雰囲気で、こんなに仲よくなれたのに!と思わせておいてからの・・・、
今日のお稲荷さんも手加減なし、すごいです。

なっちんを笑っていますが、私も美幸ちゃんも「初めまして」はバッチリ「凶」を引いています。
だからこそ笑える、この「出た!出た!」感。

私と美幸ちゃんは、今回ここでやっと「大吉」を頂きました。

「凶」にもめげず、信心するとお優しいお稲荷さんなのであります。

このツンデレというか、そんな魅力が吒枳尼眞天様にあって、振り向かせたくなるのかもしれませんね。

おこもり会で、ますます好きになるお稲荷さん

 

ここ豊川稲荷 東京別院は、雰囲気が良くて本当に大好きです。
僧侶も、お世話をして下さる方々も、みなさん優しく気持ちよく接してくださいます。

今日もとても楽しくて、いい時間を過ごさせてもらうことができました。
伺って本当に良かったです。ありがとうございました。

帰り道では、またみんなで休憩のお茶をして帰りました。

静坐では脚が痺れて、庇ったら脇腹をつった話や、御祈祷の名前を間違えられた話、おみくじの凶のこととか、御本殿がギュウギュウ詰めだったことなど、たくさん話をして、たくさん笑って帰りました。
若草のみんなも、ありがとう!

来年のおこもり会は、防犯のため終了時間を夜8時変更されるそうです。

また一年後にはなりますが、参加を検討される際には、豊川稲荷東京別院のホームページをご確認ください。



今日も今日とて、
凶を引く・・・豊川稲荷です

おかげで、今年
お稲荷さんへの苦手意識が
完全に克服できました!



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コメント

  1. タム より:

    おこもり会記事ありがとうございました。内容がよくわかり助かりました。昨日、初めてお参りさせて頂き…私も凶、のおみくじでした(>_<) 今年、仕事の都合さえつけばおこもり会参加したいなーと思っています。

    • 若草大吉 より:

      タム様
      ありがとうございます。
      参考になって、よかったです。
      お仕事のご都合がついて、
      お籠り会に行けるといいですね。

      凶・・・引きましたか!一緒ですね。
      なんでしょ?
      この私たちだけじゃないんだ~という
      安心感!